(講義は常に質問形式。講義の最後は、選手からの質問タイム。海洋大は視点が鋭い)
昨晩、東京海洋大学ラグビー部の皆さんとスローイングのオンラインセッションを実施しました。
スローイング個別指導プログラムは2部構成で、まずはオンラインで理論編。その後、数日空けて、対面で実践編となっています。
オンラインで気をつけているのは、情報を与え過ぎないこと。
できるだけ選手に話をさせることです。
(セミナーの流れ。この時間なら社会人のコーチも参加できる。週末開催も多いです)
最初に、スローイング動作の力学的説明をグラフや映像を使いながら解説していきます。質問をしながら30分程度。
理屈がわかったところで、事前に送ってもらったスローイング映像を自己評価。理屈という武器をもとに、頭の中で理想のフォームと現実とのギャップを埋め合わせていきます。
私が指摘するよりも、この方が効果的です。
セミナーの講師役とは、見ず知らずの人間に「ここがダメ」と指摘されるのは気分のいいものではないですね。私なら「そこは人それぞれだろう」とか「だったらお前やってみろよ」とか心の中で反発します。納得できない状態なので、成長も遅くなってしまう。
(事前に送ってもらった映像で自己評価。見るポイントが分かれば、自己評価は難しくない)
ただし、選手同士では指摘し合ってもらいます。
学生ですから先輩後輩の関係もありますが、そこは遠慮なし。指導者と選手ではなく、一緒に練習する仲間なので、反発も少ない。ダメなところは指摘しあって成長してもらいます。
最後は質問タイム。
「質問ありますか」とは聞かず、「どんな質問がありますか?◯◯君!」と迫ります笑
昨日は、スローワーだけでなく、ジャンパー陣も参加していたこともあり、10個以上の質問が出ました。「ボールの回転と軌道の安定性について」とか、「理想のリリース角度」など鋭い質問がいくつも飛んできて、こちらも勉強になりました。
全体として、話している時間は、おおよそ私が7割、選手が3割くらいだと思います。
明日は実践編。
頭で分かった内容を、体に覚えさせていく作業に移ります。
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プログラムの詳細⇒大田東京ラグビーアカデミー スローイング パーソナル指導のご案内
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