この1週間で、3回のスローイングセッションがありました。(東京海洋大学、千葉大学、東京高校)形式は、対面指導が2回と、ゲームレビュー1回。
スローイングの正解は一つではありません。選手一人ひとり、体格、筋力、関節の稼働範囲、経験が異なるので、フォームは人それぞれ。
お手本はありますが、それがその選手の正解とは限らないのが難しいところです。
また、シーズン直前の今の時期は、スローイングを大きく修正することが、チームの勝敗に影響することも考えられるので、修正は慎重にもなります。
課題はあってもあえて修正せず、自信を持って試合に挑む方が良い結果になることも大いにあり得ます。
(対面指導の一例。撮影したフォームを、直後に見せて、コンピュータ上のモデルと比較する。このような方法はインスタント(即時)フィードバックの一種であり、早ければ早いほど効果が高いとされている)
(対面指導の一例。すでに何度か指導をしている選手の場合、前回の映像をもとに連続写真で解説。左は前回のフォーム、右は目指すべきフォーム)
(理想に近いフォーム。リリース直前に直立していて安定している。肘の屈曲も大きく、力を上手にボールに伝えている)
(理想からは遠いが、精度は高いスローイング。一つの正解ではなく、その選手の正解を見つけるサポートをしたい)
学生選手の場合、オンラインセッションで理論を学んだ後、1ヶ月から2ヶ月ほど練習を重ねると、結果が出てくる場合が多いです。
2ヶ月の自主練習の中で、自分の個性に最適なフォームを身につけていく。その間も、サポートしていきます。