アイルランド戦解説に向けて、勉強開始です。
先週のB&Iラインオンズ戦では、大きな反省がありました。
セットピースの状況を把握していなかったことです。つまり、スクラム、ラインアウト、それからモールです。
これらの状況説明なしで、ゲーム展開を語るのは片手落ち、ですね。
特に、顕著だったのは、このスタッツです。
これは、2019年ワールドカップの3試合と、ライオンズ戦(右)におけるモール数の比較です。
敗戦した2試合(南ア、ライオンズ)では、それぞれ相手が10、11回で、ジャパンの1、3回と大きな差があることが分かります。
モール数の顕著な違いの要因はどこにあるのか。
モールは全てラインアウトモールなので、まずは相手ラインアウトの数に注目してみました。すると、南ア戦よりも、その前の2試合の方が多いことが分かります。つまり、単純に数の問題ではないようです。
こちらは、2019年アイルランド戦、南ア戦、そして、2021年ライオンズ戦におけるラインアウトのデリバリーオプションです。
アイルランドは、モールよりもOff the top(ジャンパーが着地前にハーフにパス:主にバックラインへの展開)が多いのが分かります。
その一方、先日のライオンズは、16回中11回がモール、南アに至っては10回全てモールを選択しています。この2チームに関しては、自陣でのラインアウトでもモールを組んできました。
これを見る限り、モールを数多く組んで、スローな展開にする、あるいはFWを疲弊させるのが、ジャパン対策として有効なようです。
では、これに対して、ジャパンはどうすればいいのか?
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第ニ弾『ラグビーアナリストのオンライン解説で観るアイルランド戦』
開催日:2021年7月3日(土)20:15〜放送終了 申込み:https://forms.gle/v1RpkvQnWgjMnXWh9…
参加料:2,000円〜 申込&支払締切:7月2日(金)15時 詳しくは: https://fb.me/e/2dQaT7ZkH
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