(ホーム開幕戦を勝利して、観衆に挨拶する東京ガスラグビー部の選手たち)
(盛り上がる地元の観衆。素晴らしい雰囲気でした。天候にも恵まれました)
10月1日は、東京スポーツ&リクリエーション専門学校のラグビー分析講座2回目でした。
初回は、体育館でのタグラグビー。2回目は、最高に気持ちの良い天然芝グラウンドでラグビー観戦。
トップイーストリーグの公式戦、東京ガス対セコムの試合を実際に観戦して、これをもとに分析をしてみようという趣旨です。
会場は、大田区の東京ガスラグビー部の大森グラウンド。10月から私がラグビー教室を開催させてもらう場所です。客席は、地元のファンでで満席。天候も良く、最高のラグビー観戦日和。
初観戦だという学生たちの横で、私が細かく解説。やはり反則に関する質問が多い。
ほどなく「これって、ルールが分かれば、ものすごく面白いスポーツじゃない?」の言葉を学生から聞きました。
試合は21対20の僅差で、東京ガスがホーム初戦に勝利。
アナリストをしていると「試合は結果がすべて」であり、会場の雰囲気や、観客の気持ちなどは二の次でしたが、こうして「地元」で観戦すると、ラグビーの見方が変わりますね。
多くのお客さんにとって大事なのは、試合をどれだけ楽しめたか。勝ち負けや、有名選手がいるかどうかも注目するけど、また来たいと思うためには、試合そのものを楽しんでもらう必要がありますね。
では、初観戦のお客さんが、最もラグビーを楽しめる方法は何か?
今のところ、私の答えは次のとおり。
・試合前に、タッチラグビー、あるいはタグラグビー教室を開催(子どもだけでなく、希望する大人も)
・最初に基本的なルールの解説と技術の練習を行ったら、ゲームをやってみる。
・ゲーム中に反則が起きるたびに、解説する
・ゲーム終了後、タッチやタグでは起きないブレイクダウンやスクラムの反則も一通り伝える
まず自分がやってみることで、ゲームの基本が分かりますね。すると、どうしてこういう反則が起きるのかが理解できる。(戻りきれなくてオフサイド、とか)
ルールだけ一方的に教え込まれるのは苦痛ですが、体験があれば理解しやすい。ルールが分かれば、もうラグビーに病みつきですね。
その意味でも、東京ガス大森グラウンドのように、地元のお客さんが集まりやすい試合会場は貴重ですね。
今後の大森グラウンドでの試合は、次の通りです。ぜひお越しください!
2022年10月22日(土) 13:00 東京ガスvヤクルトレビンズ
2022年11月22日(土) 13:00 東京ガスv横河武蔵野アトラスターズ
2022年12月3日(土) 13:00 東京ガスv秋田ノーザンブレッツ
詳しくは東京ガスラグビー部ウェブサイトへ。
講義1回目⇒「分析講座だけど体育館集合」
講義3回目⇒「ラグビー経験者ゼロでも分析できます」
他の講演活動についてはこちら。
ラグビーアカデミー大森教室の情報はこちら。