25年8月20日に50歳となり、4ヶ月が経ちました。毎年の誕生日に1年を振り返ってきたので、この節目の年にも心境を報告しなくてはと思っていました。しかし、50という重みのせいか筆が進まず、年を越してしまいました。皆様、新年おめでとうございます。
50代となって心境の変化を感じます。49歳までは、経験をどんどん積み上げていく感覚でした。20代はライター業、30代は教員とコーチ、40でアナリストとなり、40代後半になってから大学院で学び、47歳でアカデミーを立ち上げ。翌年はデフラグビーのヘッドコーチになると以来、毎年、海外遠征へ。アカデミーも年々規模が大きくなっています。しかし、1つ歳をとっただけなのに、今後は、積み上げ方を見直す必要があるなと感じています。新年早々、あまり明るい話ではないですね。
一度やろうと決めたのに、途中で止めたことが昨年はいくつかありました。その一つは、デフリンピック関連の書籍の出版。同大会に出場するデフアスリートを取材していたのですが、出版は断念。大学院で研究をしてきたラインアウトスローイング指導も中断。どちらも時間が取れないことが主な理由ですが、それほど引き合いがなかったというのも事実。店は開いたけど、開店休業状態。ますます暗い話題になってきました。
『50歳から何を学ぶか 賢く生きる「教養の身につけ方」 』(池上彰、PHPビジネス新書)によると、50歳を超えると、視力、集中力、体力が衰えてくるが、好奇心を持ち続ければ教養を高めることができるとのこと。分からなことがあれば、調べてみる。何でも面白がって試してみることが大事。確かにその通りだと、身をもって感じられるようになってきた折、『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(ノバク・ジョコビッチ、三五館 )を読み、試しに小麦粉を控えてみたところ、体調がとても良い。ついでにビールも止めたら、さらに快調。体質が変わってきているのですね。いや、そもそもビールは体質に合ってなくて、これまでの30年間、ずっと悪酔いしてきたのかもしれません。この年末年始は、料理に合わせてマッコリ、日本酒、芋焼酎と共に楽しく過ごしています。
1日の中で、食事は大きな楽しみ。それを制限することは苦しいことのように感じます。しかし、実は、楽しみが増えるのだと気付きました。自分に合う食材を知り、体に良いものを工夫して摂る喜びを知りました。そうか、仕事だって、同じように吟味して選べば良いのではないか。体力や興味に任せて何でもやるのではなく、自分に合うものを、自分なりの工夫を加えて取り組もう。ほろ酔いの年末に、そんな考えが浮かびました。
2026年11月に、世界デフラグビーセブンズ東京大会が開催されます。2月からは代表選考合宿が始まります。ヘッドコーチとして、無理せず、この自然体の心構えで挑みたいと思います。
新年が、皆様にとっても良い年となりますように。
2026年1月1日

(25年6月、豪州ゴールドコーストでのパシフィック大会。試合前の「クワイエット・ジャパン」)
