娘が起きてきたので、まず体温計を渡す。次に自分が測る。
なんだか懐かしい。コロナ時の習慣だ。
正月3日、朝8:00。娘38.1、妻38.4、私37.6。子どもの風邪がうつってしまったようだ。
病院には行かない。薬も飲まない。自力で治す。これが我が家の方針。死にそうになるまでは我慢。
私が一番元気なので、家事をする。前日の残り物で朝食を作り、簡単に掃除と洗濯。珍しく娘も手伝ってくれたので、すぐに終わった。
さて、何をしようか。
すぐに寝るのは難しい。私は二度寝が苦手だ。1月3日は高校ラグビー準々決勝。でも、第1試合が始まるまでにはまだ時間がある。
仕事関係のメールをしたくなるが、まだ正月なのでやめておく。私の仕事初めは1月6日。横河武蔵野ジュニアアカデミーの練習から始まる。
このアカデミーは2年前からヘッドコーチをしているが、チーム形態が特殊で、最初は戸惑った。選手たちは、地域のラグビースクールや中学校の部活に所属している。アカデミーでは試合はしないので、試合以外の目標を立てる必要がある。
練習は週3回。登録は決まっているが、試験前になると休みが続出。直前まで何人来るか分からない。しかも中1から中3まで所属していて、体格差、スキルの差が大きい。部活であれば、1年は先輩を見て学べ、としても良いが、そうはいかない。全員から同じ会費をもらっている。しかも結構高い。全ての選手が満足させなくてはいけないので、日々工夫が必要だ。
この2年間で、私はだいぶ鍛えられた。
昼12:00に体温を測ると全員38.1度で並んだ。さて、これからどうなるのか。
少し寝た後で、桐蔭学園対大阪桐蔭をリビングで観戦。桐蔭学園には、去年、アカデミーから4人入学した。まだ1年生だから出場はしないけど、見ておきたい。
おお、あー、すごい。うまいなあ。
ついつい声が出てしまう。
桐蔭は、序盤に2トライされるが、後半は攻め続けて快勝。継続できるということはブレイクダウンが安定しているということ。2人目の寄りが早く、少ない人数でクイックボールを出し続けている。ディフェンスでも2人目が早く、優勝候補の大阪桐蔭は反則を連発。
翌日の新聞によれば、桐蔭は得点や時間帯ごとに細かく戦略を練ってきたらしい。すごいなあ。
夕方17:00。娘37.9、妻38.8、私39.7。
いつの間にか、私だけ爆上がり。死にそうになってきたので、解熱剤を服用。ベッドでうなされながら、1月6日の初練習のことを考える。
さっきの試合映像を見せよう。両チームの違いがどこにあるか、選手たちに聞くところから始めよう。
でも、その前に、熱を下げなくては。