23年1月28日、「バイオメカニクス(生体力学)を活かした分析とは?」と題して、オンラインセミナーを実施しました。(主催:ラグビークリエーション)
スキル指導は、どうしても主観的、経験的な指導になりがち。客観的な評価をどのように取り入れるか、その実例報告を中心にお伝えしました。
実験をして、詳細にデータを取った上で指導するのがベスト、と思っていますが、実際の現場では、まだまだその環境は整っていません。
日野レッドドルフィンズで取り組んできた仕事を題材に、事例をお伝えしました。
当日は、参加者の皆さんからの多くの質問をいただきました。スキルやテクニックに関しては、多くのコーチにとって悩ましい分野です。
また、皆さんの的確な質問のおかげで、私自身、考えを深めていく機会となりました。
(セミナー資料の一部。映像で把握できるだけの情報をもとに、技術の改善方法を推定していきます)
「パスについて、体を先に回旋させて、ボールを遅らせて動かすと直線的な軌道になり精度の高いパスになるというのが、自分の感覚に近くて納得できました。また、体の動きは個性がある上に複雑なものですが、最終的にはボールの放物運動になるというのが分かり易かったです。体の動かし方については工夫できそうですね」
(参加者の方からの感想。私のややまとまりに欠けた話を綺麗にまとめていただきました。ありがとうございます)
(感想その2。そうですね。他の動作に、置き換えて考えていくと、測定をしなくても分かってくることは多いですね)
2回目は2月25日(土)20:00-21:15となります。
今度は、より指導方法にフォーカスして情報をお伝えして、皆様とディスカッションをしたいと思います。
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