48歳になりました。
私は24歳で大学を卒業して働き始めたので、ようやく折り返し?、いやスタート地点?の気分です。
さーっと振り返ってみますと・・・。
20代でコピーライターとして仕事を始める一方、デフラグビーと出会って選手に復帰。
30代で選手は引退。英語教員となり、教育活動と高校ラグビーの現場でコーチングに没頭。
40代でアナリストとなり、プロフェッショナルラグビーを知る。大学院にも通い、学術的な研究方法も学ぶ。
幸いなことに、各界にて一流の先輩方と出会い、教えをいただいてまいりました。
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昨年の「47歳のご挨拶」では、取り組んでいる3つの事業をご報告しました。
①大田区でのラグビーアカデミー
②ラインアウトスローイング パーソナル指導プログラムの提供
③「コーチングと科学」をテーマに取材、執筆
この1年で最も変化があったのは、①ラグビーアカデミー事業です。
昨年より、大田区内小学校にて3つのタグラグビー教室を運営。これに、東京ガスラグビー部協賛大森ラグビー教室が加わりました。
22年12月と23年6月には「ラグビーを通して英語を学ぼう」という取り組みも実施。
23年7月からは、親子タグラグビー、手話タグラグビー教室が開校。手話タグラグビーは、スミセイ コミュニティスポーツ推進助成プログラムの対象事業となっています。
23年4月からは、横河武蔵野アトラスターズジュニアアカデミーのヘッドコーチとして、週3回、中学生を指導しております。同アカデミーは歴史あるクラブであり、地元のラグビースクールから優秀な選手が集まっています。彼らと接することで、日々学びを得ています。
大田区内の中学生チーム発足という目標に向かって、少しずつ前進しております。
②スローイング指導は、指導件数こそ少ないですが、着実に進化しました。
この1年間は、中学生に個人指導をする機会に恵まれました。中学生であっても、まずは力学的知識を与え、動作理論を学びます。その後、対話をしながら実技指導、というスタイルが定着しました。ラグビーマガジン誌の連載記事「誰も教えてくれなかったラインアウトスローイング」には、こうした取り組みが紹介されました。
③「コーチングと科学」の取材活動として、集英社オンラインというウェブ媒体に、4本の記事を執筆しました。さらに、中学から専門学校まで、さまざまなカテゴリーのチームにゲーム分析の指導を行っています。
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今年、もう一つ大きな目標が加わりました。
23年7月よりデフラグビーチーム「クワイエットタイフーン」のヘッドコーチに就任しました。今年11月には、セブンズチームを率いてフィジー遠征を行います。
デフラグビー日本代表が未だ勝ったことのない、フィジーを倒す。今年4月の世界大会に出場できなかった若手選手を育てる。
まずはこの2つの目標を達成します。
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ラグビー以外の活動としては、月に一度の家族キャンプを楽しんでいます。
また仕事の合間には、大田区内の各地にある温泉銭湯とサウナに通ってます。練習や企画のアイデアの多くは、サウナから生まれています。キャンプ場では、ラグビーのことは頭から追い出してリフレッシュしています。
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いま幅広く活動ができているのは、先輩方のご指導と、家族の支えのおかげだと感じております。
次の1年も、皆様と一緒に「ラグビーを通した教育活動」を、さらに充実させてまいりたいと思います。
(先日の茗渓学園中学でのラグビー分析講習会。年々、若い世代の分析への興味が強まっているように感じます。今年はワールドカップの年でもあるので、こうしたセミナーを増やしていきたいです)